[14p-K206-1~10] 高温超伝導体の新しい潮流 ~銅酸化物を超える材料は現れるのか？~

13:35 〜 14:05

[14p-K206-2] ニッケル酸化物高温超伝導体における非従来型ペアリング機構

〇黒木 和彦¹ (1.阪大理)

キーワード：

高温超伝導、ニッケル酸化物、非従来型超伝導

近年、無限層、二層系、三層系と、あいついで、ニッケル酸化物において超伝導が発見され、活況を呈している。特に二層系La₃Ni₂O₇においては圧力下で約80Kの高いT_cが観測された。我々はLa₃Ni₂O₇における超伝導発見以前から本物質における超伝導の可能性を考えていた経緯があり、また、三層系La₄Ni₃O₁₀についても超伝導の可能性を理論的に予想した。講演ではこれらの理論研究にを中心に解説をする。