講演情報
[14p-K206-4]ニッケル酸化物高温超伝導体は推せるか?
〇北川 健太郎1 (1.東大物性研)
キーワード:
高温超伝導、ニッケル酸化物、圧力誘起超伝導
圧力誘起ニッケル酸化物高温超伝導の現状と圧力下超伝導性評価技術について報告する。2023年に電気抵抗の減少のみで報告されたLa3Ni2O7の80K高温超伝導は、昨年後半に、同種の物質La2PrNi2O7でバルク超伝導性を証明することが出来た。15 GPa程度の超高圧力が必要とされるため物質開発は容易ではなかったが、我々は、マイスナー反磁性の超伝導体積分率をこのような超高圧力化でも高精度・高速に評価することにより物質開発と評価のサイクルを円滑化し、ニッケル酸化物系研究を推し進めている。