講演情報

[14p-K209-3]粘度制御された電解液を用いた高出力な液体熱電変換

〇山田 悠1、相羽 憧也1、守友 浩1,2,3 (1.筑波大数物群、2.筑波大数物系、3.筑波大 TREMS)

キーワード:

液体熱電変換、有機系電解液、抵抗成分

液体熱電変換素子(LTE)は、環境熱を電力に変換するデバイスである。LTEの電極間に温度差ΔTを印加すると、電気化学ゼーベック係数αに比例した起電力V(=αΔT)が生じる。最大出力Wmaxは、素子抵抗Rと開放電圧VOCを用いてWmax=VOC2/4Rと表される。最大出力を増大させるためには、αの増大またはR の低減が必要である。最近、電解液の溶液抵抗が粘性係数ηに比例することが報告された。本研究では、ηの小さな電解液の探索を通じて、LTEの出力増大を目指した。