講演情報
[14p-K308-5]量子的な光に駆動される水素原子からの高次高調波発生のシミュレーション
〇(M2)宮下 繁虎1、佐藤 健1、石川 顕一1 (1.東大院工)
キーワード:
高次高調波発生、光量子科学、水素原子
(1)コヒーレント状態、(2)シュレディンガーの猫状態、(3)フォック状態、(4)熱状態、(5)BSV状態の光に駆動される水素原子からの高次高調波発生の数値解析を行った。光源(1-3)では従来のカットオフと定量的に一致したが、光源(4,5)では先行研究により提案されたカットオフより更に高次の倍波を含むことが確認された。また、光源(1-3)ではカットオフ(21次)を超えると発生効率が急激に低下する一方、光源(4,5)では約100次まで維持されることが分かった。