講演情報

[14p-K309-9]層状コンポジット光学素子における層間熱抵抗及び実効熱伝導率

〇佐藤 庸一1,2、カウシャス アルヴィダス1,2、平等 拓範1,2 (1.理研RSC、2.分子研)

キーワード:

表面活性接合、複合構造レーザー媒質、熱問題

レーザーの小型高出力化の障害となる熱問題を解決する手法として、我々は室温下での表面活性接合によるレーザー利得媒質と透明ヒートシンクとのコンポジット素子を提案した。層状コンポジット媒質の排熱性は壮観熱抵抗に大きく依存するが、我々は以前レーザー媒質そのものの熱抵抗に対して透明誘電体結晶の表面活性接合界面における熱抵抗が無視できることについて確認しているが、一方で熱接触を改善するためのインジウムによるシールや、もしくはただ重ねただけの接合していない状態での界面熱抵抗がどの程度であるかについて議論は無かった。今回、様々な接合状態のサファイア/Nd:YAG単結晶積層試料についてそれぞれの層間熱抵抗を評価したので報告する。