[14p-K506-1~17] 3.11 ナノ領域光科学･近接場光学

13:45 〜 14:00

[14p-K506-3] 楕円形リングナノ共振器を用いたコロイド型PbS量子ドット発光の偏光制御

〇プリブル 一生¹、城詰 大翔¹、岩田 滉平²、向井 剛輝^1,2 (1.横浜国大院理工、2.横浜国大理工)

キーワード：

量子ドット、ナノ光電⼦デバイス、ナノ光共振器

我々は量子情報処理素子の作製に用いることのできる単一光子源を、PbS量子ドットとナノ共振器を組み合わせることで実現できることを報告してきた。今回は、共振器として光子の偏光方向を決めることのできる楕円形リングを用いる構造を提案する。この共振器は、金の薄膜を粘着テープを用いたスケッチ&ピール法によって作製でき、共振は光源の位置に敏感であるために不要な QD からの発光が抑えられることをシミュレーションによって確認した。素子を試作し、初期的な光学性能を確認した。