講演情報

[14p-K507-11]太陽光下ルチルTiO2の酸素空孔準位を介した2光子励起の理論予想

〇加藤 弘一1、福谷 克之1 (1.東大生研)

キーワード:

酸化チタン、酸素空孔、2光子励起

TiO2上での水素生成は、生成されたポーラロンによる光触媒効果により起きることを明らかにしたが、バンドギャップが大きいため、孤立準位を介した2光子励起が考えらている。今回、遍歴系と局在系、さらに局在系から遍歴系への2回の励起過程を通して2光子励起を計算できるようにした。この結果、欠陥濃度1%程度でも2光子励起は直接励起に比べて遜色ないことが分かってきた。