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[14p-K507-12]固体表面吸着が開殻分子性に与える影響の考察: モデル計算を用いた元素依存性の検討

〇多田 幸平1、益田 晃希1、岸 亮平1、北河 康隆1 (1.大阪大基礎工)

キーワード:

固体-分子相互作用、密度汎関数理論、ジラジカル性

分子が持つ共有結合の開殻性(開殻分子性)は分子機能と密接な関係を持ち、その理論解析は分子性材料設計において重要となる。一方で、表面吸着が開殻分子性に与える影響は不明瞭な点が多く、固体-分子複合系の設計は未だ困難である。表面吸着効果を理解するためには、系統的な理論計算に基づく検討が必要となる。本研究では、Au, Ag, Cuの等核二原子開殻分子モデルのMgO(001), BaO(001)による吸着を用いて表面吸着効果に関して考察を行った。