講演情報
[14p-K507-13]炭化パラジウムの電子状態・構造・表面反応性に関する理論計算
〇(M1)松山 快1、多田 幸平1、山口 渉1、水垣 共雄1、岸 亮平1、北河 康隆1 (1.大阪大学)
キーワード:
炭化パラジウム、水素吸着、密度汎関数理論
SDGsの達成には金属や酸化物にはない特徴をもつ新材料の探査も必要だと考える。今回はイオン性と金属性の両方の性質を持つ炭化パラジウムに注目した。近年、炭化パラジウムの高い電極触媒活性や水素化反応活性が報告されており、これらは水素のヘテロ開裂で活性が向上するという仮説が立てられる。しかし炭化パラジウムは安定組成が確認されておらず、表面反応性や電子状態の理解が不十分なため量子化学に立脚した詳細な解析を行う。