講演情報

[14p-P07-14]砂糖水を用いた人工蜃気楼教材の改良

〇三輪 環1、菅原 健司1、酒井 大輔1、原田 建治1 (1.北見工大)

キーワード:

蜃気楼、砂糖水

蜃気楼は,大気の密度差で光が屈折することによって発生する大気光学現象の一種である.これまでに最も簡単に作製できる人工蜃気楼の実験教材として,砂糖水や塩水と水の濃度差を用いたものが報告されている.従来の人工蜃気楼教材は安価で作製が容易だが,液状であるため作製後に容器を移動させるのが難しい.また,容器の上層部が水で下層部が砂糖水または塩水であるため,上層部の屈折率が下層部よりも低い,上位蜃気楼しか作製することができない.そこで本研究では,ゼラチンを用いることで人工蜃気楼をゼリー状に固定化した可搬型の教材を作製した.また,2023年度及び2024年度北見工業大学大学祭の研究室公開にて展示を行ったので報告する.