講演情報

[14p-P07-35]新規超プロトン伝導体の伝導特性

〇工藤 和秀1、佐々木 実2 (1.トイツクラボラトリー、2.株式会社SG研究所)

キーワード:

プロトン伝導体、燃料電池

燃料電池などで重要なプロトン伝導体は通常高温で機能するが、低温で高性能を発揮する材料の開発が求められている。我々は非水和型の層状化合物で、室温でNafionと同等、約200℃で1 S/cmの高伝導を示す超プロトン伝導体を発見した。この材料は、本来絶縁体だが、2次元ペロブスカイト層に欠陥を導入することで高い伝導性を得ており、25~338℃かつ0.1~2Vの交流測定で強い電圧依存性が確認された。