講演情報
[14p-P08-11]ペロブスカイト結晶への配位子の着脱を利用したチオシアン酸銅の製膜
〇小林 幸太1、田中 剛2、中島 陽一2、森内 隆代1 (1.阪工大院工、2.大阪技術研)
キーワード:
ペロブスカイト太陽電池、チオシアン酸銅
耐久性向上のため、正孔輸送層にCuSCN の利用が検討されている。本研究では、ペロブスカイト結晶の劣化を避けるため、疎水性のクロロベンゼン溶液を用いたCuSCNの製膜方法の開発に着手した。具体的にはCuSCN に配位子としてトリメチルホスファイトおよびtert-ブチルピリジンを用いクロロベンゼン溶液を調製、続いて、この溶液をPVK上に塗布後、加熱により配位子を脱離させ、CuSCNを膜状態で再形成させた。