講演情報

[14p-P08-17]傾斜バーコート法によるペロブスカイト製膜の低温化と高被覆率の実現

〇三宅 紹心1、藤井 彰彦2、尾﨑 雅則1 (1.阪大院工、2.大阪工大)

キーワード:

ペロブスカイト、傾斜バーコート法、メニスカス形状

有機無機ハライドペロブスカイトの低温製膜を目的として,傾斜バーコート法を用いた薄膜作製を検討した.傾斜角θtの増加によりメニスカス端の接触角が減少し,Navier-Stokes方程式の解析からメニスカス端方向への溶液流速vsolが上昇することが示唆された.これにより溶質の局所的高濃度化と結晶成長が促進され,製膜温度100°Cでの高被覆率薄膜作製に成功した.