講演情報
[14p-P10-10]交代磁性ワイル半金属における円偏光スピン光ガルバノ効果の量子化
〇(DC)吉田 拓暉1、Šmejkal Libor3、村上 修一1,2 (1.科学大理、2.広島大SKCM2、3.MPI-PKS)
キーワード:
トポロジー、交代磁性体、光起電力効果
本研究では近年発見された交代磁性体において、円偏光で誘起された純粋スピン流が量子化されることを示す。ワイル半金属では光電流の量子化が知られているが、純粋スピン流の量子化は従来の反強磁性体では実現不可能であり、交代磁性体に特有の現象である。対称性の観点から純粋スピン流の生成・量子化が可能な交代磁性体を網羅的に提示する。純粋スピン流の量子化は交代磁性体におけるバンドトポロジーの直接探索を可能にする。