講演情報

[15a-K405-1]光透過型有機薄膜太陽電池の高性能化に向けて(Ⅱ);性能指標の重要性と設計指針

任 和1、反保 衆志2、宮寺 哲彦2、村上 拓郎2、近松 真之2、尾坂 格3、〇吉田 郵司1,2 (1.筑波大、2.産総研、3.広島大)

キーワード:

有機薄膜太陽電池、半透明性、光透過率

光透過型有機薄膜太陽電池(STOPV)は、今後、ビル窓、農業、省エネなど様々な用途で普及することが期待されている。最大の特徴は、有機材料の光吸収における波長選択性を利用して、単なる遮光用途向けの光透過型太陽電池に留まらず、人間の目に対して透明な“視感度”に優れた太陽電池や、生物育成に必要な波長のみを透過するユニークな太陽電池などを創出することが可能な点にある。本講演では、STOPVの性能指標として平均可視光透過率(Average Visible Transmittance)の重要性を改めて議論すると共に、実際のセル作製を通じて高性能なSTOPVの設計指針への活用について考察する。

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