講演情報

[15p-K209-6]第一原理バンド計算に基づく高圧下多層ニッケル酸化物超伝導体の研究

〇榊原 寛史1、越智 正之2、黒木 和彦2 (1.鳥取大AMES、2.阪大理)

キーワード:

超伝導体、高温超伝導体、ニッケル酸化物

近年発見された2層型ニッケル酸化物超伝導体に対し、超伝導が実現する圧力領域の結晶構造に基づき、第一原理バンド計算と多体モデル計算の組み合わせを用いて理論的解析を行った。解析の結果から、面間でクーパーペアが形成される、いわゆるs±波超伝導が実現している可能性が高い。当日はNIMS高野グループらとの共同研究にて発見した3層型派生物質と、ごく最近発見された常圧薄膜超伝導体についてコメントする予定である。