講演情報

[15p-K304-3]円偏光高次高調波光源を用いたキラリティ判別法の開発

〇(B)大島 隆之介1、長谷川 龍之介1、高橋 悠太1、峰本 紳一郎2、関川 太郎1 (1.北大工、2.東大理)

キーワード:

高次高調波、キラル分子、光電子

分子の鏡像異性体は化学的性質が異なるため、その区別が重要である。従来の円二色性測定は信号が小さい課題があり、より敏感なPECD測定が注目されている。本研究では円偏光高次高調波光源を開発し、キラル分子(-)-α-PhellandreneのPECD測定を実施。光電子分布を観測でき光源性能も確認された。今後はポンプ-プローブ法を用いた時間分解測定で、キラル分子反応の詳細解析を目指す。