講演情報
[15p-K404-10]マルチスケールシミュレーションによるアモルファス有機半導体の低エネルギー逆光電子スペクトルの再現
〇(B)長岡 旺汰1、Baumeier Bjorn2、Coehoorn Reinder2、吉田 弘幸3,4 (1.千葉大工、2.Eindhoven Univ. of Tech.、3.千葉大院工、4.千葉大MCRC)
キーワード:
有機半導体、低エネルギー逆光電子分光法、電子親和力
本研究では、アモルファス性有機半導体α-MADNとβ-MADNについて、低エネルギー逆光電子分光(LEIPS)のスペクトルをマルチスケールシミュレーションで再現し、電子親和力を正確に評価する方法を検討した。770 分子のアモルファス構造を周期境界条件で計算し、分極効果を取り入れた。LEIPSスペクトルの立ち上がりとピーク位置を解析すると、実験とシミュレーションが良い一致を示した。これに基づき、電子親和力の決定方法や測定分解能の影響を議論する。