講演情報
[15p-K404-11]PEDOT:PSSの測定手法による仕事関数の違い
〇(B)坂 海斗1、古川 侑生2、吉田 弘幸2,3 (1.千葉大工、2.千葉大院工、3.千葉大 MCRC)
キーワード:
有機半導体
PEDOT:PSS薄膜は、膜中に含まれる水の影響で、加熱により仕事関数が変わると報告されている。本研究では、紫外光電子分光(UPS)とケルビンプローブ(KP)で仕事関数の温度依存を測定した。UPSでは加熱により0.2~0.35 eV仕事関数が増加したのに対し、KPではわずか約0.05 eVの変化にとどまった。このことは、加熱による仕事関数の変化に紫外線や電子が関与することを意味している。