講演情報
[15p-K406-4]時系列情報処理のための時間遅延入力を用いた量子リザバー
〇川名部 美桜1、津嘉⼭ ⼤輔1、⾦刺 拓海1、⽩樫 淳⼀1、渋谷 哲朗2、今井 浩2 (1.東京農工大、2.東京⼤)
キーワード:
ゲート型量子計算機、量子リザバーコンピューティング、時系列情報処理
量子計算機を活用したQRCは、量子系特有の重ね合わせや量子もつれといった複雑性を活用することで、従来の古典計算機と比較して高速かつ高精度な機械学習の実行が期待されている。しかしQRCでは時系列データ長に比例して量子回路の層数が増大するため、ノイズの蓄積やコヒーレンス時間の制約によって、NISQデバイス上での実行が困難になる。そこで今回は、QRCに時間遅延入力を採用し、層数の増大を抑制した。