講演情報

[15p-P05-6]フラーレン/単層カーボンナノチューブ複合薄膜の作製と電極触媒活性評価

〇(BC)藤倉 光佑1、古作 寧々1、緒方 啓典1,2 (1.法政大生命科学、2.法政大マイクロナノ研)

キーワード:

単層カーボンナノチューブ、フラーレン、電極触媒

近年、単層カーボンナノチューブ(SWNTs)とフラーレン(C60)の複合薄膜が市販のPtや Ru触媒よりも優れたORR、OER、HER触媒活性を示し、長時間安定であることが報告された[1]。我々は、より高い触媒活性と耐久性をもった電極触媒の開発を目的として、フラーレン誘導体とSWNTsの複合膜を再沈法により作製し、その電極触媒活性について系統的に調べている。本研究では、フラーレン誘導体として水酸化フラーレン(C60(OH)x)に注目し、SWNTsの純度およびC60(OH)x/SWNTs複合薄膜の水酸基数(x)とC60(OH)x/SWNTs混合比がHER触媒活性に与える影響について調べた結果について報告する。