講演情報

[16a-K206-6]高速磁気顕微鏡観察と機械学習によるREBCO線材内の局所不均一性の自動検出結果における空間解像度の影響に関する検討

〇呉 澤宇1、今村 和孝1、東川 甲平1、木須 隆暢1 (1.九大院シス情)

キーワード:

物体検出、希土類系高温超伝導線材、磁気顕微鏡

長尺希土類系高温超伝導(REBCO)線材の臨界電流Icの空間均一性は最も重要な要求仕様の一つである。我々は高速磁気顕微鏡観察に機械学習を適用することにより局所欠陥の自動検出に成功した。前報において、リール式磁気顕微鏡観察によって得られた異なる空間解像度のテープ面内の2次元磁化電流分布画像に、機械学習による物体検出を適用することで、一般的な1次元のIc分布の観察では検出が困難な、線材に内包される局所不均一性の自動検出が可能であることを報告した。しかし、計測時の空間解像度の影響は未だ十分に明らかとなっていない。本研究では、検出画像の解像度による局所不均一性の解析結果の影響について検討を行った