講演情報

[16a-K303-1]多孔質膜プラズマ源を用いた液相への活性種の供給

〇柳生 義人1、中村 日向子1、川崎 仁晴2、林 信哉1 (1.九大総理工、2.佐世保高専)

キーワード:

多孔質膜、プラズマ源、活性種

がん細胞への非平衡大気圧プラズマ照射は,新たな低侵襲がん治療法として期待されている。その一方,体液や臓器などで満たされた生体内は,プラズマ生成に不利な環境である。本研究では,生体内での直接的なプラズマ照射法の開発に向け,四フッ化エチレン樹脂(PTFE)製の多孔質膜を用いて,液相と気相を分離し,生体内のがん細胞の部位によらず,液中に効果的に活性種を供給するためのプラズマ源の研究開発に取り組んでいる。本稿では,多孔質膜内のプラズマ源で生成された活性種の液中への輸送について検証したので報告する。