講演情報
[16a-K502-3]ホウ素中性子捕捉療法のためのTl+、Sr2+共添加Cs3Cu2I5結晶
およびガンマ線検出器の開発
〇(D)浦野 雄介1,2、黒澤 俊介2,3,4,5、山路 晃広2,3、吉川 彰2,6、松林 錦7、田中 浩基7 (1.東北大工、2.東北大金研、3.東北大NICHe、4.東北大RCNS、5.大阪大レーザー研、6.(株) C&A、7.京大複合研)
キーワード:
BNCT、ハロゲン化物シンチレータ、シンチレーション検出器
本研究は、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)において治療箇所をリアルタイムで評価するためのシンチレータおよびガンマ線検出器の開発である。使用するシンチレータには、S/N比の関係から高いガンマ線発光量をもち、エネルギー応答の非線形性の良いことが求められる。そこで、NPR改善のためTlとSrを共添加したCs3Cu2I5結晶を育成し、発光特性を評価した。さらに、京都大学複合原子力研究所のE-3導管にて育成した結晶を用いて、ホウ素と熱中性子の核反応により生じる478 keVの即発ガンマ線を測定した。