講演情報
[16a-K506-9]ナノ秒パルスレーザー除染において発生する汚染粉塵の速度計測法の開発
小菅 淳1、安東 航太2、山本 恵輔3、〇中嶋 隆3 (1.原子力研究開発機構、2.高輝度光科学研究センター、3.京大エネ理工研)
キーワード:
レーザーアブレーション、レーザー散乱、速度計測
原子炉の廃止措置の際に、大量に発生する放射線廃棄物の除去、すなわち除染を効率的かつ安全に行う方法として、レーザー除染法は有力な候補の一つである。本講演ではレーザー散乱を応用した汚染粉塵の速度計測法について報告する。レーザー散乱画像の解析から、ターゲットから離れるほど速度は低下し、また、パルス幅が長いと速度が遅いことがわかった。また、遅いクラウド状粉塵の速度は約0.07 m/s程度である。