講演情報
[16a-P03-9]中赤外光音響分光法による血中成分分析
ー個人別固定治具の導入による測定再現性の向上ー
〇(B)太田代 知志1、松浦 祐司1 (1.東北大工)
キーワード:
中赤外光音響分光法
中赤外光を利用した光音響分光法は,角質下の間質液中まで光が浸透するため,糖や脂肪といった生体組織成分を非侵襲で分析する手法として有用である.しかし,測定部位のわずかな位置変動や,検出部への試料の押し付け圧力が測定値のばらつきの原因となる.そこで本報告では,光音響分光法の測定再現性の向上を図るため,3Dプリンタを用いて個人別の固定治具を製作し,測定部位の変動を抑えることを試みたので報告する.