講演情報
[16a-P07-3]周期Al ナノ構造を用いた空中増強場の表面増強ラマン分光への応用
〇住山 文香1、渡辺 果歩1、伊藤 嘉高1、原田 光明1 (1.セイコーエプソン㈱)
キーワード:
ラマン分光、SERS、プラズモニクス
本研究は、周期金属ナノ構造と誘電体カバー層からなるSERS基板における増強場を利用し、表面増強ラマン分光の定量性、再現性、耐久性の課題を克服した微量物質センシング方法を得ることを目的としている。周期Alナノ構造上にAl2O3層を成膜したSERS基板を作製しラマンスペクトルを取得した結果、Alナノ構造から離開した空気中の増強場において102~103オーダーの信号増強が可能であることを確認した。