講演情報

[16p-K305-2]InP薄膜導波路を用いた低光損失・低消費電力MOS型光位相シフタ

〇作本 宙彌1、ピヤパッタラクン ティパット1、トープラサートポン カシディット1、高木 信一1、竹中 充1 (1.東大院工)

キーワード:

シリコンフォトニクス、III-V族半導体、位相シフタ

InP薄膜導波路上の低光損失・低消費電力なMOS型光位相シフタを提案し、リング共振器で動作実証を行った。700 nmの厚いクラッド層を用いることで光損失を抑えつつ、導波路表面に電子を蓄積させることでInPの大きなプラズマ分散効果を利用し位相シフトを得た。変調効率1.9 V・cm、光損失が0.48dB/π、印加電ある5 V時の消費電力が1pW未満と低光損失・低消費電力な光位相シフタ動作を実証した。