講演情報

[16p-K307-5]BiおよびNaを共置換したCaTiSiO5反強誘電体セラミックスの誘電特性

〇渡辺 航祐1、桑野 太郎2、谷口 博基3、藤原 忍1、萩原 学1 (1.慶大理工、2.科学大物質理工、3.名大院理)

キーワード:

反強誘電体、チタナイト、セラミックス

反強誘電体CaTiSiO5はバイアス電界下で誘電率が増加するため注目されているが,その誘電率は高電界下でも40程度に留まる.本研究では誘電率増加を狙ってBiとNaを共置換したCa1−2x(Bi1/2Na1/2)2xTiSiO5セラミックス(x = 0–0.08)を作製した.その結果,置換固溶量の増加に伴って反強誘電体相が不安定化し,温度および電界に対する誘電率変化が小さくなることがわかった.