講演情報
[16p-K307-7]Bi1/2Na1/2TiO3–BaTiO3系フェリ誘電体セラミックスの分極特性におけるSr置換効果
〇(M1)黄 林仁1、野口 鈴之介1、松尾 拓紀1、野口 祐二1 (1.熊本大)
キーワード:
フェリ誘電体セラミックス、強誘電体、(Bi、Na)TiO3-BaTiO3
本研究では,モルフォトロピック相境界(MPB)を有するBNT-BTセラミックスにAサイトへSrをドープすることでフェリ誘電相を安定化し,高エネルギー貯蔵密度の実現することを目的とした.BaおよびAサイト空孔含有量を固定した組成(x = 5%, δ = 2%)を用い,Sr含有量y依存性(y = 2-25%)を評価した結果,最大値はy = 10%で実効比誘電率6,400を示し,Sr未添加の試料の実効比誘電率(4000)に比べ大きな値が得られた.