講演情報
[16p-K307-8](Bi0.5Na0.5)TiO3系セラミックスの徐冷作製プロセスによるエネルギーストレージ特性への影響
〇大島 祐利1、髙木 優香1、ナム ヒョンウク1、永田 肇1 (1.東京理科大)
キーワード:
強誘電体材料、エネルギー貯蔵
(Bi0.5Na0.5)TiO3系セラミックスのエネルギーストレージ特性に及ぼす焼成時の冷却速度(CR)制御の影響について、R3c相からP4bm相(Tr-t)への相転移温度の低下を検討した。0.90(Bi0.5Na0.5)TiO3-0.04(Bi0.5Li0.5)TiO3-0.06BaTiO3 [BNLBT4-6]セラミックスを、CRを変化させて作製し、抗電界(Ec)と残留分極(Pr)の温度依存性を確認した。結果、CRの低下は相転移温度(Tr-t)の低下とP4bm相の早期出現につながり、P4bm相温度の低下におけるCR制御の有効性を示した。