講演情報

[16p-K309-9]金/炭化ケイ素複合ナノ粒子光触媒の可視光応答の向上と光誘起電荷移動ダイナミクス

〇古部 昭広1、柚山 俊介1、片山 哲郎1、コインカー パンカジ1 (1.徳島大pLED)

キーワード:

炭化ケイ素、プラズモン、超高速分光

水素は高密度でクリーンなエネルギー源として注目されている。中でも光触媒による水分解は有望な手法である。高耐久性を持つ炭化ケイ素(SiC)は光触媒材料の候補だが、単体では可視光利用が難しく、光触媒効率が低い。我々はSiC表面に金ナノ粒子を吸着させ、プラズモン効果で可視光応答を増強し、電場を形成して光励起キャリアを効率的に分離する手法を提案する。本研究では、拡散反射型過渡吸収分光法を用い、電荷分離を観測し、光触媒反応メカニズムを解明した。