講演情報
[16p-K402-5]FMOによる有効パラメータを用いたタンパク質の格子モデル畳み込み
豊田 信太朗1、安田 翔也2,3、土居 英男1、奥脇 弘次1,4、太刀野 雄介1、湊 雄一郎5、杉﨑 研司6,7、〇望月 祐志1,8 (1.立教大理1、2.ビネット&クラリティ、3.科学大、4.JSOL、5.blueqat、6.慶應大理工、7.CQuERE TCG-Crest、8.東大生研)
キーワード:
フラグメント分子軌道、タンパク質の畳み込み、量子アニーリング
格子モデルでのタンパク質の畳み込みは量子シミュレーションで注目される応用領域の一つです。通常は、QUBO形式で定式化されますが、今回は高次項を扱えるHOBO形式での試行を行いました。また、アミノ酸残基間の相互作用の有効パラメータは、これまで使われてきた経験的なMJモデルだけでなく、FMOによって非経験的に決めたものも使いました。結果として、HOBOのQUBOに対する優位性、それにFMOパラメータ(算定時の水和条件が重要)の汎用性が示されました。