講演情報
[16p-K403-12]多点並列刺激に向けた人工視覚チップ電圧補償の効率化
〇陳 冠勳1、服部 天哉1、Wisaroot Sriitsaranusorn1、中西 優輝1、Tso KuangChih1、鐘堂 健三1,2、寺澤 靖雄1,2、須永 圭紀1、春田 牧人1,3、田代 洋行1,4、太田 淳1、笹川 清隆1 (1.奈良先端大、2.株式会社ニデック、3.公立千歳科学技術大学、4.九州大学)
キーワード:
半導体集積回路、人工視覚、生体埋植デバイス
本研究では、人工視覚デバイスの分解能向上に必要な多点並列刺激時に生じる電圧降下に対し、効率的な電圧回復を実現する新たな電源電圧モニタ回路の設計と機能検証を行った。異なる閾値電圧をもつ2つのシュミットトリガインバータによる3段階の電圧判定を導入し、回復時間の短縮を図った。シミュレーションでは、150個のチップからの並列刺激を想定した条件下で、電圧回復時間を従来比50%短縮し、4 μsで回復可能と見積もられた。