講演情報

[16p-K404-2]高速アップコンバージョン発光を利用した低電圧青色OLEDの高性能化

〇岩崎 洋斗1,2、中東 大喜1、川井 裕生3、尾本 賢一郎4、真島 豊1、相澤 直矢3、中山 健一3、作田 絵里4、伊澤 誠一郎1,5 (1.科学大フロンティア研、2.広島大院先進理工、3.大阪大院工、4.長崎大院総合生産、5.JSTさきがけ)

キーワード:

三重項ー三重項消滅、アップコンバージョン、有機発光ダイオード

三重項―三重項消滅(TTA)発光を利用したアップコンバージョン有機発光ダイオード(UC-OLED)は、1.5 V程度の超低電圧で青色発光を実現できる。一方で、遅いTTA過程に起因してそのEL発光の減衰が遅いため、励起子失活過程と競合してしまうという課題があった。本研究では、TTA発光体としてアントラセン多量体を用いて、アントラセンの多量化がTTA発光の挙動およびデバイス特性に与える影響を議論する。