講演情報

[16p-K406-4]熱活性化遅延蛍光薄膜からのアンチストークス発光

〇金子 実和1、木幡 真太郎1、中野谷 一1,2、安達 千波矢1,2 (1.九大 OPERA、2.九大 I2CNER)

キーワード:

アンチストークス発光、ホットバンド吸収、熱活性化遅延蛍光

フォトンアップコンバージョン(PUC)は、将来のエネルギー回収システムとして有望な技術である。特にホットバンド吸収(HBA)を用いたPUC過程は、光励起型冷却技術としての応用が期待されている。本研究では、活性材料として熱活性化遅延蛍光分子を用いた有機固体薄膜におけるアンチストークス発光(ASPL)特性について検討を進めた。過渡PL、HBAおよびASPLの温度依存性測定の結果より、固体薄膜状態における詳細なPUC過程について議論する。