講演情報
[16p-K501-18]PHITSシミュレーションを用いたフォトンカウンティングCT画像のEnergy Binning依存性
〇江坂 怜1、星 和志1、長谷部 有希1、鈴木 宏輔1、松村 彰彦2、取越 正己3、櫻井 浩1 (1.群大理、2.群大重粒、3.量研機構)
キーワード：
フォトンカウンティングCT（PCCT）、PHITS、カッピングアーチファクト
X線CT画像のカッピングアーチファクトはビームハードニング効果が原因であり，フォトンカウンティングCT（PCCT）と狭いEnergy Binning幅の使用で軽減可能と報告されている．本研究では，PHITSシミュレーションを用いてEnergy Binning幅を段階的に変更し，カッピングアーチファクトの抑制効果を評価．幅を狭めるほど高いエネルギーでアーチファクトが消えるが，20 keV以下では発生が確認され，低エネルギー成分の排除が画像精度向上に有効と示唆された．