講演情報

[16p-K501-3]TlBr半導体検出器の多変量解析による信号処理の高度化

〇田中 清志朗1、渡辺 賢一1、長谷川 創大1、須貝 優介1、人見 啓太朗2、野上 光博2 (1.九州大工、2.東北大工)

キーワード:

半導体検出器、臭化タリウム

臭化タリウム(TlBr)は室温動作が可能で高検出効率が期待されるガンマ線検出器材料であるが、正孔の移動度が低く単極性電荷有感型検出器とスモールピクセル効果の活用が必要である。ガード電極付き単ピクセル検出器はガードとアノード間に電圧差を設けると、有感体積の増大に伴うエネルギー分解能の劣化が課題となる。本研究では信号波形の多変量解析による波高補正法をシミュレーションで考察し、最適な補正方法を模索する。