講演情報
[16p-K507-5]宇宙線生成核種を用いた紀元前990年頃の宇宙線変動の調査
松崎 晶斗1、〇三宅 芙沙1、堀内 一穂2、川村 賢二3、木村 勝彦4、松村 万寿美5、松崎 浩之6、森谷 透7、大藪 幾美3、笹 公和5、高見 勇楽5、武山 美麗7、門叶 冬樹7、山形 武靖6 (1.名大、2.弘前大、3.極地研、4.福島大、5.筑波大、6.東大、7.山形大)
キーワード:
宇宙線生成核種、宇宙線増加イベント、極端太陽高エネルギー粒子イベント
地球へ入射する宇宙線は、大気中で14C、10Be、36Clをはじめとする宇宙線生成核種を生成する。過去の宇宙線変動は、樹木年輪の14Cや氷床コアの10Be、36Clを用いて調査されており、これまでに1年以下の宇宙線増加イベントが複数報告されている(774年、993年など)。これらの原因は、極端な太陽高エネルギー粒子現象が原因とされ、さらなるイベント探索が進んでいる。本講演では、紀元前990年頃の宇宙線変動を、樹木年輪と氷床コアを用いて調査した結果について報告する。
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