講演情報

[16p-P04-12]インディゴ薄膜の分子配向制御と太陽電池特性への影響

〇小野 裕太郎1,2、山田 洋一1、赤池 幸紀2 (1.筑波大数理、2.産総研)

キーワード:

有機薄膜太陽電池、インディゴ、分子配向

有機半導体は分子配向を介して有機半導体のエネルギーバンド構造を制御できる。本研究ではインディゴ蒸着膜が蒸着速度により異なる結晶面が現れることを見出した。インディゴ/C60を発電層とした平面接合型の有機薄膜太陽電池を作製したところ、インディゴ蒸着膜の蒸着速度に対し短絡電流密度と開放端電圧がトレードオフ関係で変化した。これは分子の四重極による分子軌道エネルギーの変調が原因と考えられる。