講演情報

[16p-P11-13]EPDM および SBR の熱劣化挙動:局所構造・化学組成の解析

〇稲見 栄一1、横内 若菜1、谷澤 卓郎1、小林 英一2 (1.高知工科大院工、2.九州シンクロ)

キーワード:

原子間力顕微鏡、合成ゴム (EPDM・SBR)、熱劣化

合成ゴムの各種使用環境における劣化現象の理解は、高耐久性ゴムの重要な設計指針となる。これまで我々は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)とスチレンブタジエンゴム(SBR)の熱劣化を原子間力顕微鏡(AFM)で解析し、その結果、EPDM の表面でのみ繊維状の構造が観察され、それが加熱によって消失することを明らかにした。そこで、本研究ではこの現象の理解を目的に、上記の局所構造解析に加えて化学組成および力学特性の変化も包括的に分析した。