講演情報

[17a-K201-7]Psyche-DOTA-[111In]とAuNP-PEG-DOTA-[111In] RIナノ粒子における
摂動角相関のpH依存性の研究

〇(D)封 博宇1、峯尾 知子1、徳永 宗太郎1、大塚 彩加1、Moh Hamdan1、巽 俊文4、杉山 暁4、佐藤 健1、中村 乃理子1、太田 誠一1、上ノ町 水紀3、山次 健三5、野村 幸世6、寺林 稜平1、富田 英生7、園田 哲8、重河 優大8、横北 卓也2、島添 健次1 (1.東大、2.東北大、3.科学大、4.東大アイソトープセンター、5.千葉大、6.星薬、7.名大、8.理研)

キーワード:

摂動角度相関、核医学イメージング、カスケード核種のDOTAキレート

本研究では、Psyche-DOTA-[111In]およびAuNP-PEG-DOTA-[111In]粒子を用いて摂動角相関のpH依存性を比較、定量化した。これらのRIナノ粒子は、SPECT核種である111Inを利用し、カスケード崩壊によるガンマ線を摂動角相関測定に応用可能である。異なるpH環境下で摂動角相関の測定を行い、角相関の異方性の変化を観測した。さらに、Psyche-DOTA-[111In]とAuNP-PEG-DOTA-[111In]の実験結果を比較分析し、理論計算と実験データの整合性を評価した。本研究は、RIナノ粒子を用いた核医学応用や生体内化学環境検出の可能性を示唆している。