講演情報
[17a-K201-8]宇宙線イメージングにおける屋外での長期観測のための原子核乾板検出器の開発
〇(M2)神部 裕貴1、北川 暢子1、森島 邦博1 (1.名大理)
キーワード:
宇宙線、原子核乾板、放射線
宇宙線イメージングとは、宇宙線ミューオンを用いて対象物内部を非破壊で可視化する技術であり、検出器として通過した宇宙線を飛跡として記録する原子核乾板を採用している。原子核乾板の課題として、高温環境下において記録された宇宙線の飛跡が消失する「潜像退行」、そして「写真かぶり(Fog)の発生」が挙げられる。本研究では、断熱材等を用いた「潜像退行の抑制」と新たな添加化合物による「Fog増加の抑制」を試みた。