講演情報

[17a-K302-6]半導体量子ドット超格子によるエネルギーバンド形成過程の実験的解明

〇高山 大1、渋田 昌弘1、金 大貴1 (1.阪公大)

キーワード:

量子ドット超格子、ミニバンド、光物性

エネルギーバンドは物質の基本的な性質を決定づける固体物理学の基本概念であるが、その形成過程を直接観測した報告例はこれまでにない。本研究では、半導体量子ドットを用いて結合数を制御した超格子構造を作製し、波動関数の結合による離散準位から連続準位への移行過程、すなわちミニバンド形成過程の観測を試みた。光学特性の温度依存性から、特定の結合数においてミニバンドが形成されることを実験的に明らかにした。