講演情報

[17a-K305-9]二次元回折格子を用いた単層フルカラーARグラスの提案

〇前川 永遠1、永松 周1、向 立昕1、野田 真司2、岡田 祥3、白神 賢2、雨宮 智宏1 (1.東京科学大学、2.Cellid株式会社、3.情報通信研究機構)

キーワード:

仮想現実

AR(Augmented Reality)グラスは、サイバーフィジカルシステムを基幹とした社会において、仮想と現実が融合した世界を体現する際の必須デバイスである。そのような中、導波路方式を採用したARグラスは、優れた視野角およびシースルー性を有することから、近年、研究が盛んとなっている。しかし、上記デバイスにおいては、回折格子を有する導光板の回折角と全反射条件に強い波長依存性があることから、広い視野角を保ったまま、単層の導光板でフルカラーの映像を投影することが難しいという問題がある。
本研究では、2次元回折格子を用いて波長ごとに導波経路を分岐させることで、単層でフルカラー画像を投影できる新規な導光板を提案する。