講演情報

[17a-K402-3]タイヤゴムとシリカナノ粒子の混合に関するDPDシミュレーション

〇土居 英男1、近藤 海斗1、太刀野 雄介1、奥脇 弘次1、望月 祐志2 (1.立教大学理学部、2.東大生研)

キーワード:

シリカナノ粒子、分散剤、散逸粒子動力学シミュレーション

低燃費タイヤでは、シリカナノ粒子(NP)の分散が転がり抵抗性能とウェットグリップ性能のバランスを左右する重要な因子となる。しかし、シリカ末端の親水性シラノール基はゴムの炭化水素系分子と相互作用が弱く、凝集し燃費性能に悪影響を及ぼす可能性がある。本研究では、シラノール基と炭化水素分子に親和性を持つアルキルアミンを分散剤として加え、凝集を阻害する様子をDissipative Particle Dynamics(DPD)法を用いて解析した。