講演情報
[17a-K506-1]超短パルスレーザーに励起されたアルミニウムの量子状態ダイナミクスのWigner分布関数を用いた解析
〇(B)小久保 光偲1、加藤 洋生2、石川 顕一2 (1.東大工、2.東大院工)
キーワード:
Wigner分布関数、時間依存密度汎関数理論
超短パルスレーザーは高精度・高効率な微細加工用の光源として注目を集める。レーザー照射による電子状態変化は高精度・高コストな時間依存密度汎関数理論(TDDFT)による記述と、精度は落ちるが低コストなVlasov方程式による半古典的記述が可能である。我々は2つの理論をつなぐ量としてTDDFT計算の結果から位相空間上のWigner分布関数を解析し、高強度なレーザー照射下でも残る系の量子性の振る舞いを明らかにした。