講演情報

[17a-K507-4][第46回優秀論文賞受賞記念講演] マルチビームX線イメージング光学系によるサブミリ秒4DX線トモグラフィ

〇矢代 航1,2,3、梁 暁宇2、フォグリ ヴォルフガング4、工藤 博幸5、荒川 悦雄4、白澤 徹郎6、梶原 堅太郎7、虻川 匡司1,2 (1.東北大国際放射光セ、2.東北大多元研、3.東大工、4.東京学芸大教育、5.筑波大システム情報系、6.産総研計量標準セ、7.高輝度光科学研究セ)

キーワード:

X線、イメージング、トモグラフィ

マルチビームX線イメージング光学系により、世界最高であるサブミリ秒時間分解能、10μmオーダー空間分解能の4DX線トモグラフィの原理実証に成功した。0.5ミリ秒の時間分解能で同時に撮影した28枚の投影像から、超圧縮センシングに基づくアルゴリズムによりCT再構成像を求めた。本光学系では、試料、X線源、検出器の回転が不要で、流体のふるまい、生きた生物、材料の破断など、非繰り返し動的現象をサブミリ秒時間分解能で観察可能になると期待される。