講演情報
[17a-P02-2]双性イオン配位子の置換基間隔の制御によるCsPbBr3ペロブスカイトナノ結晶の光安定性への影響とその要因解明
〇(B)飯塚 琢朗1、森川 結策2、柏木 幹文3、浅倉 聡4、増原 陽人2,5 (1.山形大工、2.山形大院理工、3.日本ゼオン、4.伊勢化学、5.山形大有機材料シスセ)
キーワード:
ペロブスカイト、ナノ結晶、半導体ナノ結晶
ペロブスカイトナノ結晶(PeNCs)は優れた光学特性を持つ発光材料である。しかし、PeNCs励起時の光照射により、表面保護基である配位子が脱離し光学特性は著しく低下する。配位子脱離の抑制には、スルホベタインなどの双性イオン型配位子が有効であると報告されているが、決定的な要因は未解明である。これに対し本発表では、異なる置換基間隔を有する双性イオン配位子を導入し、PeNCsに対して最適な置換基間隔とその要因を解明した。