講演情報

[17p-K201-2]RIイメージング技術で可視化する植物炭素利用の賢い戦略

〇尹 永根1 (1.量研高崎研)

キーワード:

RIイメージング、炭素同位体トレーサ、植物

作物収量の原資である光合成同化産物(炭素)は植物体内に広がる師部組織を経由して輸送されるため、この輸送プロセスと機能を把握し、制御することが生産効率向上の鍵となる。我々は、炭素の放射性同位体(RI、Radioisotope)である11C(ポジトロン放出核種、半減期約20分)で標識した二酸化炭素(11CO2)とPETIS(Positron-emitting tracer imaging system)を用いたRIイメージング技術を開発し、植物体内の炭素利用戦略の可視化と解明を進めており、その内容を紹介する。